JPT製品部ではこれまでにクラウドファンディングで12件のプロジェクトを実施、7件のプロジェクトで目標金額突破し成功に至っています。各成功プロジェクトで実際にどんなことをしてどんな反応が得られたのか、可能な限り公開させていただきます。今回第2回目です。これからクラウドファンディングでプロジェクト挑戦しようと考えている方の参考となりましたら幸いです。
第1回目はこちら「Pocket Scan」
2.自立する iPhone用ライトニングケーブル「BOBINE(ボビン)」
【BOBINEプロジェクトページ】https://camp-fire.jp/projects/view/3948
プラットフォーム:CAMPFIRE
目標金額:500,000円
支援頂いた金額:1,066,700円(213%)
支援者数:178名
プロジェクト期間:31日間
プロジェクト成功後の販売価格:4,880円(税込)
購入ページ:http://store.shopping.yahoo.co.jp/jpt-teds/bobine.html
■実施したこと
1.ニュースリリース
2.自社コラムでの記事投稿(期間中4回)
3.SNS(Facebook・Twitter)での情報拡散
4.知人友人へのプロジェクト紹介及び情報拡散お願い
5.ニュースレター掲載2回(CAMPFIRE発行)
■データ概要
公開初日進捗率:4.9%
公開3日間進捗率:52.98%
公開初日PV数:311
公開3日間累計PV数:1,911
期間中累計PV数:11,001
最終3日間の累計PV数:1,681
期間中デイリー最高PV数:1,192
期間中デイリー最低PV数:98
転換率概算:1.62%
達成までの日数:26日間
■本プロジェクトについて
・公開から10日間は先行し公開していた別プロジェクトと併せて4プロジェクトが同時に走ることとなりました。
・公開初日の動きは悪かったです
(これはCAMPFIREで公開したプロジェクトの特徴です。公開直後の「新着プロジェクト」が見つけにくい!)
・26日目にメディアに記事掲載されました(http://techable.jp/archives/33724)
・同日、CAMPFIREニュースレターにも掲載されました。結果、26日目に1,152PVを獲得し一気に目標金額達成。
・メディア掲載とニュースレター翌日の27日目に1,192PVで期間中最高PV獲得。
・プロジェクト公開から25日間でご支援いただいた金額より、露出が増えた最後の6日間の金額の方が多かったです。
・製品自体に力がありました(既にKickstarterで成功していた製品だった)
■プロジェクト終了後の動き
・一般販売決定後、現在に至るまで複数のメディアで取り上げていただきました
・現在全国量販店及びEC小売店様など一般販売しております
・本製品の成功を受けて某大手家電量販店との新規取引が開始されました
■まとめ
本プロジェクトは16日目に80%を超えてからその後9日間ほぼ動きがありませんでした。ただ、先行していた3プロジェクトの進捗推移などから予想してラスト3日で達成する確信はありました。CAMPFIREのニュースレター掲載のタイミングも何となく予想できたので失敗の不安はなかったです。ただ唯一読めなかったのがメディア掲載です。終わりかけのプロジェクトを記事にしてくれるとは思っていなかったのであのタイミングで記事にして頂いて本当にラッキーでした。これら二つの要素(ニュースレターとメディア掲載)のおかげで一気に100%を突破、終わってみれば目標を大きく超えることができたというわけです。
実はこのプロジェクトを立ち上げる時点ではまだ、クラウドファンディングでプロジェクト成功させるために最も必要なのは「製品力」と考えていました。つまり「製品さえ新しくて面白ければ勝手に人は集まってくるだろう」と。更に言えば、「自分たちで露出しなくても20%(当時)も手数料を支払うんだからプラットフォーム側で集客してくれて当然だろう」と。これはちょっとした幻想です。この点に関してはCAMPFIREだけでなくMakuakeでもほかのプラットフォームでも多分一緒です。
個人的にはクラウドファンディングプラットフォームが成すべき役割は「圧倒的集客」であると今でも変わらず思っていますが、現実的にはプラットフォームの集客力はあまり期待しない方が良いです。CAMPFIREにしてもMakuakeにしてもプロジェクト公開後は予想以上に何もしてくれないですし、結局したくてもできることが少ないんだなという印象です。(この事については追って後日詳細解説します)
本プロジェクトでは外部メディアに掲載された際のインパクトも経験しました。プロジェクト期間が限定されるクラウドファンディングではSEOなんて悠長な話をしてられません。とにかく重要なのは即効性です。短期勝負に向いているのは地道な努力ではなく「ニュース性」です。本プロジェクトの成功以降、その後のプロジェクトではメディア活用を戦略的に実施するようになりました。そして現在に至るまで一定の効果を上げることに成功しています。とにかく、短期間でいかに多くの露出ができるか、この1点だと思います。
一方で、この時点では未だSNSの効果的な使い方にはたどり着いていません。この点については今でも正解が判らないのですが、ただ情報を垂れ流しても効果が無いという事だけはわかりました。この点も追々事例を交えて解説いたします。
最後に前回と同じ話になりますが、今もし同じプロジェクトを立ち上げるとすればより良い成果をあげられると思います。これも前回同様ですが「メディア活用」ですね。今ならもっと上手くできます。
次回、車内で自立するiPhone用ケーブル「BOBINE AUTO(ボビンオート)」について解説します。
実はこのプロジェクトはある実験をしたくて立ち上げたもので、前4プロジェクトとは目的も手段も異なります。同時にプロジェクト公開し失敗した「BOBINE WATCH」が重要なキーとなりますので併せて解説いたします。
■クラウドファンディングにプロジェクト出そうと思っている方へ
お気軽にお問合せご相談ください。問合せフォーム https://seihinbu.pos-tec.jp/contact
特にプロダクト系のプロジェクトであれば成功後に全国量販店など販路提供もできます
■販売店募集
弊社では各製品を販売して下さる小売店様・EC事業社様を募集しています。当社製品にご興味ございましたらぜひ下記URLよりご登録ください。
「小売店様向け卸売サービス」
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